インドネシアへの社員旅行でのボートトラブル

インドネシアのバリ島へ3泊5日の旅行をしました。当時勤務していた会社の社員旅行で、職場は女性ばかりでしたので、女性10名程度での旅行でした。会社が会員制リゾート施設に登録していましたので、そちらの施設に宿泊する目的でした。行ったのは9月ごろでした。バリ島では8月が一番涼しく「日本にいるよりも気温が下がり、過ごしやすくなるよ」と聞いていましたが、とにかく湿度が高く、乾期とはいえ一日中蒸し暑さがあり、夜になっても少し動いただけで汗だくでした。

宿泊したのは会員制のリゾート施設でしたので、ホテル内でほとんど何でもできでしまう場所でした。食事はもちろん、バーもありますし、プールやゴルフ場も使用でき、時間によってはショーなんかも見て楽しむことができました。

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ホテル内での食事は全く心配が無く、高級ホテルの朝食にあるようなビュッフェスタイルで、日本で食べるような見慣れた料理から、リゾート地ならではの南国フルーツなど、様々な食事が楽しめました。

もちろん外へ観光にも出かけました。まずはバリの伝統舞踊、ケチャダンスを到着直後に観にいきました。翌日はバリ島で一番高い山、キンタマーニ山へバスツアーで登ったり、そこへ行く途中にある寺院に立ち寄ったり、像の背中に乗れるテーマパークにも行きました。また、イルカウォッチングのツアーにも申し込み、その帰りにはエステも体験しました。

ホテルの外で食べた食事は、やはり現地のものが多かったのですが、ナシゴレンやミーゴレン、スパイスの効いた肉料理など、わりと日本人の口にも合うものが多かったように思います。また、フルーツはどこで食べてもとにかく新鮮でおいしかったです。

まず、乗り継ぎも含め飛行機の時間が長かったのですが、乗った飛行機がシンガポール航空だったため、とても快適にすごせました。乗り心地、サービス、機内食、どれを取っても文句無く、さすがという感じでした。CAさんの衣装がとても素敵でした。

また、現地についてから多くの時間を過ごしたホテル内では、毎日時間によって行われる色んなショーや、スタッフとのふれあいがとても楽しかったです。その施設の特徴として、世界中の様々な国から来たたくさんのスタッフが働いていて、そのスタッフたちがショーのキャストもやっています。彼らは常に施設内の色んな場所にいて、時にはアクティビティーを一緒にやったりもしてくれます。言葉もみんなそれぞれ違うので、お互いが一生懸命意思を伝えようとし、よりいっそう仲良くなれました。

最初に観に行ったケチャダンスは、異国ムードたっぷりの独特なショーが見られましたが、観光客向けのショーとして変化している部分もあるのか、ダンサーのなかには全く踊りに集中しておらず、客席のほうを見ながらニヤニヤしているダンサーもいて、それがまた面白かったです。

この旅行の中で大変怖い経験をしました。空港でもらったツアーのチラシの中から、格安のイルカウォッチングツアーをみつけ、申し込みました。いざ集合場所に言ってみると、エンジンのついた結構小さなボートと、ほぼ言葉の通じない現地の青年2人だけしかおらず、この時点で少し不安に思いました。とりあえずボートに乗り込み出発しましたが、揺れが激しく数分で全員が船酔いするという結果でした。もう耐えられないのでイルカは諦め、すぐ引き返してもらったのですが、陸に着く前に船底から「バン!」と大きな破裂音のようなものが聞こえ、どうやら底板に亀裂が入ったようでした。

ボートは傾き、予備燃料のタンクは転がり、もうとりあえず早くボートから離れるのが安全だと判断し、全員体半分浸かりながら陸まで海の中を歩いて戻りました。無事に帰れたから笑い話になりましたが、あれは命の危険を感じるほどの出来事でした。

また、ほとんどホテル内にいた私たちは、キンタマーニ山で始めて現地の様式のトイレに入りました。日本のものとは全く違う形状で、どのように使うのかがまったく分からず、いったん個室に入ってすぐ全員が「これどういうこと?」といって個室から出てきました。結局はそれぞれが自分で考えてどうにか使用しましたが、いまだに正解が分かりません。

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